証券会社の手数料無料ETFを活用する
2020年の株式売買に掛かる手数料は17,000円程でした。(為替は別途有)
長期投資を行う上で、この手数料負担は軽くしたいところです。
現在の証券会社はサービスが良く、売買手数料無料のETFが結構あります。
なんと、楽天証券には売買手数料無料のETFが107銘柄もありまして、その中で国内リートの売買手数料無料ETFを調べてみました。
楽天証券の手数料無料のリートETF
楽天証券で取り扱う手数料無料の国内リートETFは5銘柄あります。
この中で売買単位が1口で比較的手軽に購入できる銘柄が2つ。
・【1476】iシェアーズ・コアJリートETF
・【1660】MAXIS高利回りJリート上場投信
両社の利回りと配当支払い数は同じで遜色ありませんが、購入し易い株価、経費率、純資産額から見ると、iシェアーズに軍配が上がりますね。
貸株を利用で経費率削減
iシェアーズ・コア・JリートETFの経費率は0.16%と凄く低経費なのが特徴ですが、まだ物足りません。
そこで貸株サービスの登場です。
楽天証券ではiシェアーズ・コア・JリートETFの貸株金利は0.1%なので、貸株を利用することで経費率を0.06%と、ほとんどタダと言えるレベルにまでなっちゃいます。
売買手数料無料、経費率限りなく無料、2000円から購入可能と夢の手数料無料化へ限りなく近づいています。
なので、再投資先とし結構良いのでは?と思ってたりします。
iシェアーズ・コア・JリートETFの配当金推移
コロナの影響が大きくあった2020年でも2019年対比で大きな減配はなく、むしろ1円から2円程度の増加傾向にあり非常に安定している印象です。
銘柄構成比率
保有比率1%までを抽出。
ホテル専門リートも散見されますが、手堅い印象です。
株価が高すぎで1口でも購入が厳しい場合でも、このETFを保有することで優良J-REIT銘柄全般に投資できるので魅力度が上がります。
そして、ヘッポコ投資家の私が保有するJ-REIT銘柄は見事に、保有比率最下位に名を連ねております。
分配金利回りの高すぎリートはiシェアーズさんから見ると危険度が高い、投資効率が悪いと思われているようです。
まとめ
証券会社の売買手数料無料銘柄と貸株金利を得ることで限りなくゼロコスト運用が可能となります。
①【1476】iシェアーズ・コア Jリート ETFは売買手数料無料である
(楽天証券の場合)
②貸株サービスを利用することで、経費率0.06%にまで圧縮可能
③【1476】は1口2000円台で購入可能、年4回の分配金
④分配金は微増傾向にある
⑤構成銘柄は手堅いがホテル系リートも含まれる
⑥私の保有する銘柄は最下位、つまりポートフォリオ的には最適か!?
※ただし、分配金利回り(税引後)は2.7%である
利回り3%(税引後)を超える水準になった場合に配当金の再投資先としては非常に手堅く、コストを抑えることが可能です。
以上、プロと素人投資家の比較でした・・・勉強します