配当金でVYMを10株購入してみた
8月の受取配当金を全てVYMに捧げました。
2019年のVYM年間支払い配当額が2.8418ドルなので今回の購入数で計算すると手取り額面で年間20ドル程の配当金が生み出される予定です。
年間受取配当金を突っ込めば、再投資だけで年間200ドル以上の配当金をVYMから生み出す事が可能になりそうです。
そして、VYMを買い続けて感じる事がいくつかありました。
分かっていても実際行動してみると変化に敏感になってしまいます。
①配当利回りが物足りない
株価はコロナショック前に戻りつつあり、そのため配当利回りは低下しています。
現在の配当利回りは3.5%。
これでも、VYMとしては高利回りで推移していますが、税引後を考えると2.5%程になってしまいます。高配当投資スタイルを好むので若干物足りない水準と言えます。
②株式投資をしている感覚が無くなる
VYMが非常に優秀であるがゆえに、集中投資や投資の簡素化になる反面、投資先に対して考える事が皆無なため、ただの作業となっており投資の楽しみがなくなるという事です。
そして、一番精神的な問題なのが、間接的な株の保有のため株主としての面白さに欠けるという事です。なんか気分的な問題ですが、これが一番達成感が失われるかと。(;^_^A
【VYMが優秀の理由】
①400以上の銘柄に分散されている。
②株価、配当金も右肩上がりである。
③リバランスを行い自動的に最適化してくれる。
積み立て投資としては盤石ですが、個別株が好きという方には物足りなさがあります。
③1株買うのが精一杯だった
VYMを1株購入するのに83ドル、日本円換算で8,800円程かかる計算になります。
配当金の再投資にしても83ドル以上の配当金を受取る必要があり、資金力が乏しい間はそもそも購入出来ない可能性があります。
私の場合、配当金はすぐに再投資するため1株購入が殆どであり、ギリギリ購入できず悔しい思いをする場面が何回かありました。
8月の配当額は過去最高でしたが、VYM購入資金のハードルは結構高いと感じました。
手間はかからないが時間を要する事
VYMは非常に優秀で株価も安定的に推移しています。
そして、分散性、株価成長性、高い増配率、低コストでの運用等、手間をかけずに良い所だけ手に入ります。
反面、配当利回りは低く資金力が乏しい内は配当金の恩恵を感じ取れない事や購入するための資金ハードルが若干高いと感じます。
私のポートフォリオの配当利回り(税抜後)は4.1%程です。
VYM1本で投資を行った場合、配当利回りは40%ダウンとなり、それを補う為に時間がかかるという事になります。
しかし長期で見ればVYMでの運用が正解となりそうです。
下記グラフは参考程度の目安になりますが、10年間でVYMと個別銘柄の資産推移を表したグラフになります。
VYMは株価成長率も高いため10年後には資産500万円以上の差になって表れています。
【VYM1本で運用した場合(運用利回り7%)】
【個別株で運用した場合(運用利回り4.1%)】
※但し、10年以上もサラリーマンを継続する事が前提で一番難易度が高いと予想します。(;^_^A