株式保有するならどっち?
ペプシコとコカ・コーラ両社とも超巨大企業で長期投資を行う上で必ず保有したい銘柄です。
両社とも、連続増配年数は記録的な年数を誇り、今後も間違いなく増配し続ける銘柄であると言えます。
しかしより多くの配当金(株主還元)による恩恵を受けたいので、どちらの銘柄が効率よく配当金を運んでくれるのか調べてみます。
ペプシコ【PEP】の業績
売上高はコカ・コーラの2倍あり、飲料だけでなくスナック系の食品も取り扱っており売上比率が高いのがペプシコの強みになっています。
ただ、売上高は横ばいで推移しており成長性より安定性と言った感じになっています。営業利益率は15%台と比較的高く、純利益も微増ながら成長している感じです。
配当利回り3.1%
連続増配48年
配当性向40%~60%台
10年間の平均増配率は8.04%
過去10年間の最低増配率でも5%以上で推移しており比較的高水準な増配率をキープしています。
毎年自社株買いを行っています。
CFは安定的に推移しています。
コカ・コーラ【KO】の業績
2017年以降、製品製造事業の縮小と利益構造改革により売上高減の高営業利益率へ転換しています。
結果として純利益は増加傾向にあります。
配当利回り3.7%
連続増配58年
配当性向100%越え~70%
10年間の平均増配率は6.87%
直近の増配率は2%台と低増配率傾向にあり株主還元率が苦し展開になってきている感じがします。
自社株買いも2018年に一旦止まってしまい、2019年は増加に転じています。
CFは安定的に推移しています。
どちらが良いのか?
【業績】で見ると両社とも安定。
・ペプシコは飲料だけでなくスナック系の売上比率が強みである。
・コカ・コーラは事業改革により高営業利益率へ転換している。
【株主還元】で見るとペプシコに軍配。
ペプシコは48年の増配年数、5%以上の増配率、毎年自社株買い。
コカ・コーラは56年の増配年数、2%以上の増配率、自社株買い停止。
【配当利回り】
ペプシコ3.1%
コカ・コーラ3.7%
どちらも超優良株ですが、長期的な配当金成長性を見るとペプシコに軍配が上がりそうですが、凄く僅差ですね。
結論、コカ・コーラもペプシコも巨大安定企業で、今後も増配し続ける余地があるため、両方の株を保有することが一番良いということでしょう。