連続増配50年、配当性向30%以下の銘柄
連続増配を永久的に行ってくれそうな銘柄2選です。
コロナショックで一番のダメージが保有銘柄の【減配】【無配】へ転じる事でした。保有する銘柄でダメージを食らったのが
・RDS.B【66%減配】
・WBK【無配】
上記2銘柄を含め今後も業績次第で配当還元に影響が出る可能性が非常に高いと思われます。
なので【増配】を貫き通せる銘柄の希望感は長期投資する上では非常に大切になってきます。
銘柄選定を行う際、一番は長期的に増配を行える銘柄を買う。これに尽きると感じています。
【前提条件】
①連続増配50年以上
②配当性向30%以下
ステパン【SCL】
同社は特殊化学品及び中間化学品を製造している会社になります。
主な主力事業は3つ
①界面活性剤部門
②ポリマー部門
③特殊製品部門
洗剤、塗料、化粧品、食品、飲料、栄養機能食品など一般消費者用と産業用品の製造
特徴としては日用品で使用される製品の製造を行っているため、不景気に比較的強い製造業となっています。
事業内容からして売上高、純利益ともに安定的であるものの、成長性は期待できない感じです。
連続増配年数は52年。
配当金は10年で約2倍に増加。配当性向は20%台と全く問題の無い推移です。
ただ、現状の配当利回りは1%台と低いため、高配当を好む場合は中々手を出しにくい銘柄です。
完全に長期運用を前提とし連続増配に特化した銘柄ということになります。
【10年間の平均増配率8.49%】
中々の高増配率を保っています。
現在の配当利回りは1%台と低いですが、この増配率で推移すれば将来的な配当利回りは相当高くなりそうです。
また、現在の株価が高い事もあり、長期的に株価上昇と配当金増加を見込める銘柄です。
近年、営業CFとフリーCFは増加傾向にあります。
投資CFは毎年一定額となっています。
H.B.フラー【FUL】
同社は、接着剤、封止剤及びその他の特殊化学商品を考案・生産・販売する会社です。
主に工業用品の製造を行っており、こちらの銘柄も不況に強いと言えます。
売上高増加と共に純利益微増となっています。
営業利益率は多少の増減はありますが、8%前後で推移しています。
連続増配年数50年、直近10年で配当金は2倍強の伸び率。
EPSの変動が大きいものの、配当性向は20%~30%台と安定しており余力純分です。
10年間の平均増配率9.62%
平均増配率は非常に高い推移となっていますが、直近2年間の増配率は半減しており、今後は平均より低い推移となる可能性が高そうです。
営業CF、フリーCFは増加傾向にあり。
投資CFは安定的に推移。
まとめ
①両社とも不況化に強いセクターである
②連続増配年数50年以上、配当性向30%台で推移中
③株価が堅調なため、配当利回りは1%台以下の低配当
④平均増配率は高め
両社ともマニアック過ぎて知らなかった銘柄でしたが、楽天証券で購入することが可能です。米国株はまだまだ知られていないだけで、優良銘柄がたくさんあります。
長期投資では連続増配銘柄の保有が最終的に報われると思っています。