米国オイルメジャーのエクソンモービル株を34万円分新規で購入しました。
原油価格の下落や世界的ESG投資の浸透により、冴えない株価が続いており1年間チャートでは安値近辺で推移しているため新規購入となりました。
【基本データ】
PER 13.78倍
PBR 1.47倍
自己資本比率 55.4%
EPS 4.81ドル
ROE 10.87%
ROA 6.02%
配当金 3.48ドル
配当利回り 5.21%
連続増配年数37年
数値的には割安ではありますが、原油需要の低下や原油価格低迷により株価は下落基調が続いています。
将来的な業績低迷不が安視されています。
そのため、配当利回りは5.2%に達しており、NISA口座での購入により税抜後4.7%と高水準、また連続増配年数が37年という点も魅力的であります。
【1年チャート】
売上高推移
売上高、純利益ともに最高益を上げた2011年に比べて半分になっていますが、業績は回復傾向となっています。
どうしても業績は原油価格に依存してしまう傾向にあるため、新たな収益源の確保、経営効率により利益の確保が必要となってきます。
EPS、配当金、配当性向の推移
2015年以降は業績低迷により各数値の悪化が見て取れます。
EPS低迷により配当性向は100%を超える年もあり、過去の安定した数値からはかけ離れた数値となっており、今後の継続的、安定的な配当金が出せるかは少し不安な部分があります。
配当金増配率
2016年のチャイナショック時の業績低迷時でもしっかりと増配している点は流石と言ったところです。
増配率は低下していますが、今後大きな成長が見込めない産業である点を考えると悪くはない数値です。
保有株式数の推移
自社株買いにより保有株式数は大きく減少してきましたが、2016年以降は上昇基調となっています。
自社株買いによりEPSを向上せることができますが、今後の自社株買いによる株主還元に関してはあまり期待できないです。
キャッシュフロー推移
事業の特性上、設備投資にかかる資金が膨大であります。
ただ、フリーCFはしっかりとしており、最高時に迫る勢いで、今後の配当支払いに関しては問題ないと思われます。
2015年、2016年水準の数値が続いた場合以外は特に問題なく保有できると思います。
まとめ
今回のXOM購入により、オイルメジャー3社の株を全て保有することになりました。
その中でもXOMの業績は比較的安定しており、配当利回り5%を超えと連続増配37年とかなり魅力的だっため購入となりました。
ただし、原油価格低迷により業績不安に伴い株価は低迷続けています。
過去の業績は非常に安定的でしたが、この数年でかなり乱高下している印象を持っています。
あくまでエネルギー関連株はポートフォリオ10%以下の運用でチビチビと配当金を積み重ね、キャッシュを成長させていく、のんびり投資となりますので保有割合の過度な増加は危険です。
キャッシュフロー推移はしっかりと確認することが重要となってきます。