ダウ高値更新は嬉しいが、買いたい銘柄がなくなる。
毎月、高利回り銘柄を適当の様に購入していてもいずれ、含み益になってしまう米国株の凄さを改めて体験しています。
要因としては長らく含み損だったABBV、T、PM、SO、NGG、MO(NISA口座)の株価が思いのほか堅調に推移し今では私のポートフォリオの利益を牽引するまでになっています。
とはいえ、利益確定をしていないため、何れ含み益に転じる可能性もあるため、あまり気に留めないでいることが大事ですが、含み益+配当収入の威力はかなり心強いのも事実ですね。
さて、問題はここからで、株価堅調は良いものの買いたい銘柄が無くなりつつあります。
一旦は電力株のDUK、D、SOなどは下落力面に陥るかと思いきや何食わぬ顔して株価は戻り始めていますし、他に買うとしてもBTI、MOくらいしか候補がなくタバコ株保有比率が高い私のポートフォリオではこれ以上増やしたくないのが本音であり、今月受取配当は手付かずの状態です。
株式市場は堅調だが、足元の製造業ではリストラが進む
日経新聞によると大手自動車メーカーが大規模なリストラを行うようでその人数は7万人とのこと。
・GM 1万4000人
・フォード 1万2000人
・日産 1万2500人
・VW 8000人
EVのため構造改革で人材再編とは言われていますが、実のところ自動車販売台数は減少傾向にあります。世界新車販売台数は前年対比で米国は3%減、欧州は1%減、更に中国、インドなどの消費大国が5%以上の減少となっております。
そうなると下請け企業の業績も厳しくなるため賃金上昇はおろか雇用の危機になる可能性もあります。
とりあえずプールしとくが正解かもしれない
受取配当金と給与からの買付金は一旦プールしておき、来る暴落日に備えたいと思います。市場は金余りで潤いも見せる反面、製造業などは苦戦を強いられる企業が増えてきており、この歪みが何れ株価暴落の引き金になりそうな予感がします。
高配当株保有戦略として
市場軟調=買う
市場堅調=お金プール
逆張り手法で持ち株数の最大化による配当金増加を少ない資産で行うことが出来るのが個人投資家最大のメリットでしょう。
あくまで底値を狙うのではなく、市場に険悪ムードが漂う時に資金があることが重要でピンチをチャンスに変えるための資金作り期間が現在なのです。
まあリーマンショック級の大暴落は無いにしても15%~20%位の暴落は覚悟しといたほうが良いでしょう。そのためにお金貯めます。