サラリーマン投資部部長くろちゃんブログ

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【持ち合い株】持たれ過ぎている会社を紹介。

日経新聞に持ち合い株特集で株を「持てれいる」比率が多い企業が掲載されていましたのでそれを踏まえ、コーポレートガバナンスコードの改定で各企業が持ち株比率を下げる傾向があり売却により、持たれ過ぎている会社の株が下落する要因となる可能性があります。

 

企業間の持ち合い株の時価総額は27兆円にも上るとのことで、株主からしたらこのダブついた資金をいかに効率よく投資、運用することで事業拡大に伴う業績の向上を望む物言う株主が増えたこともあります。

 

【持ち合い株とは?】

複数の株式会社が、お互いに相手方の発行済株式を保有する状態を指します。

相互保有されている株式を相互保有株式という。日本銀行金融研究所は、上場企業(信託銀行を除く)の2社が相互に株式を保有している状態[と定義している。

この状態は、日本特有のものとされるが、似た構造は、ドイツでも存在した。この項目では、特筆しないかぎり日本国内のケースについて述べる。

(出典:Wikipedia)

 

メリット

・株式買収による企業の乗っ取りを防ぐことが出来る。

・物言う株主を排除することが出来る。

・取引先の企業である場合、取引が円滑に進み業績が安定する。

 

デメリット

・資産効率の悪化、株主還元に積極的でない企業とみなされる。

・不祥事に傷の舐め合いをする可能性があり、企業のコンプライアンス低下を招く。

・業績低迷時にも経営陣の報酬、退陣要求など、株主要望を遮断される可能性。

 

持たれ過ぎている企業TOP10

1位 KDDI

持たれている株の総額 1兆8520億円

発行株式数に対する比率 28.4%

 

2位 リクルート

持たれている株の総額 1兆2131億円

発行株式数に対する比率 21.2%

 

3位 トヨタ自動車

持たれている株の総額 8785億円

発行株式数に対する比率 3.9%

 

4位 オリエンタルランド

持たれている株の総額 6645億円

発行株式数に対する比率 11.9%

 

5位 三菱UFJ銀行

持たれている株の総額 5611億円

発行株式数に対する比率 8.2%

 

6位 住友不動産

持たれている株の総額 5265億円

発行株式数に対する比率 27.2%

 

7位 JR東海

持たれている株の総額 4688億円

発行株式数に対する比率 10.9%

 

8位 デンソー

持たれている株の総額 3957億円

発行株式数に対する比率 11.4%

 

9位 SUBARU

持たれている株の総額 3928億円

発行株式数に対する比率 18.3%

 

10位 ダイキン

持たれている株の総額 3329億円

発行株式数に対する比率 8.5%

 

特にKDDI、住友不動産は発行株式数に対する比率が高く、保有している企業が株の売却に動き出すと一時的に急落する可能性がありそうです。

凸版印刷が今年1月に保有するリクルート株1050万株を売却したと報道があり翌日にリクルート株が5%程下落した場面があり、需要と供給が大幅に崩れる事により、インパクトのある下落率になってしまいます。

 

逆の発想で企業業績が良く一時的な株価下落時には安値で仕込める保有チャンスとなります。

今後はコーポレートガバナンスコードの改定により持ち合い株解消する企業が増えてきており資産効率の改善、株主還元に舵を切る企業が多くの保有株を売却する傾向に傾きつつあると思います。

 

ちなみに持ち合い株の仕組みがあるのは日本企業だけであり、米国、欧州などではこのような株主に不利なるような仕組み、資産効率を求める企業であれば自ずと無くなることが想像できます。日本企業がアメリカ企業に見劣りする理由がこういうところにもあるのかもしれません。

 

以前、テレビ東京のガイアの夜明けで旧村上ファンドの村上世彰氏が企業の持ち株について、最悪の仕組みだと断言しており持ち株が無くなることで日本経済が良くなると発言していたことを思い出しました。

 

日本企業も少しずつではありますが変わろうという姿勢が見えてきたと思います。

より成長効率をもとめ生み出した利益を株主へより多く還元することに方向転換することが広まってきたのかもしれません。日本株もこれから復活することを期待したいですし投資する人、しない人の資産の差がより広がる時代になるだろうと思います。