サラリーマン投資部部長くろちゃんブログ

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自社株買いから自社株消却がトレンドとなるか。

2018年度に自社株消却の金額がし社株買いの金額を上回ったとの記事が日経新聞に載っていました。

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2018年度の自社株買いの額が4兆5000億円で自社株消却額が5兆3000億とのこと。

また、自社株消却額は昨年度に比べ2倍近くに増え、この流れは2019年にも継続される見込みであり、企業側の経営効率及び株主還元に対して急速に力を入れている事が分かります。

 

特に通信各社が多額の自社株消却を行っており、ドコモが1兆円、NTTが7000億、KDDIが1000億となっており、KDDIは中期経営計画にて、今後、自己保有株に関して全て消却する方針を打ち出しており、通信各社において今後も自社株消却のトレンドは続く見込みです。

 

自社株消却は自己資本を圧縮する効果があり、ROE(自己資本利益率)の向上に繋がるとともに、1株利益の増加になるため、投資家にとっては朗報であり、株主還元と経営効率を重視する企業が今後報われる時代にとなってくると思います。

 

また、自社株買い自体は2019年度も活発に行われており、今後も活発に継続される見込みでありますが、自社株買いで積みあがった株、自社株比率が上がる企業が年々増えておりますが、今流行りのM&Aための資金調達として自社株を再放出して資金調達することも考えられるため、自社株買いから一歩進み、自社株消却が今後はトレンドとなることでしょう。

 

近年、日本企業は株主還元や経営効率について希薄でしたが、物言う株主が増えるとともに東証が企業に向けて資本効率の向上を求めたことで、企業としてもようやく重い腰を上げたようです。

 

企業も生き残りをかけ必至であり、より多くの利益を株主還元する流れは加速することが予想されますので、日本株を長期保有するのも面白いかもと思える記事でした。