走りを楽しむ車それがマツダ
証券コード7261:マツダ
中堅自動車メーカーで走る楽しみを与えてくれる会社。
エンジン、走行性能に特化し、さらに低燃費も追及する高い技術力を持ち、ここ数年はデザイン性能もあり、見た目、空気効率をも極めた車作りが特徴です。
私自身もロードスターND型に乗り3年程になりますが、常に運転が楽しいと車から感じることができ、車を操作している感覚が他のメーカーとは格別に違うと断言できます。
そんなことからマツダファンになり、数年前から株主となり企業応援しております。
マツダの基本データ
- PER 10.99倍
- PBR 0.57倍
- 予想配当利回り 3.23% (2019年6月22日現在)
- EPS 100.79円
- 配当金35円
- 販売車種:デミオ、CX3、CX5、CX8、MAZDA3、アテンザ、ロードスター
業務推移2015年~2019年
売上高は毎年右肩上がりだが、年々利益率が縮小しているのが最大の課題。
マツダも営業利益率5%を目指しており、技術力は高いのでマーケティング戦略、為替レート、製造効率を高めコスト削減が急務だと思います。
車の性能、デザインととても素晴らしい車なんですが、利益が取れないのが今後の不安要素、車種の種類もメーカーとしては少ないですが、コスト削減は行いやすいはずなんですが今後の課題ですね。
一株利益と配当金推移表
1株当たり35円(中間配当15円、期末配当20円)は今後維持で推移する予定。配当性35%程、利益が出せていない体質の為1株利益も下降トレンド、ただ、2019年は天災による生産遅れの為、業績に大きく影響していました。
2020年のグローバル販売台数は回復の見込みでさらに新型のMAZDA3、CX30をグローバル市場に投入するため業績回復の見込みがあります。
但し、想定為替レートはドルで110円、ユーロで126円想定なのでこちらが利益圧迫になる可能性もあるため今後、為替の推移には注意が必要です。
グローバル販売比率
日本30%、北米31%、欧州22%、その他17%となっております。
日本の販売比率が意外と高く、国土面積からすると国内は重要なマーケット市場。
SUVのCX3、CX5、CX8乗ってるユーザーは確実に増えており人気トレンド車種をうまく販売しています。
キャッシュフロー推移
製造業ということもあり、それなりの投資CFがありますが、営業CFの減少が厳しいところ。2018年には長期借入、2019年には短期、長期の借入をしており財務に関して不安感は拭えない感じ。
まとめ
全車種にMTの項目を設定してあり、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジンの選択も可能で運転する楽しみを与えてくれる会社です。
技術力はあり、デザインも良く売上高は右肩上がりですが、それを利益に反映出来ていないので収益性の改善が急務。
グローバルトレンドは脱石油、ハイブリット自動車は当たり前の時代でEV、自動運転トレンドへ移行中の中あえてマツダはエンジン技術を全面に押し出しドライバビリティを追求した車を生産しているので時代錯誤の会社のように捉えられがちだが、一定層のコアなユーザーが存在しているのもたしか。他のメーカーとは異なる車作りで方向性を見出し収益性が改善されれば今後面白い会社へと変貌してくれるでしょう。
車選びで悩んでいる方は一度マツダ車の試乗をお勧めします。
運転が楽しくなると思います。